巨人・原監督ニンマリ FA戦士・井納&梶谷が投打で活躍

2本目のヒットを打った巨人・梶谷

DeNAから巨人にFA加入した井納翔一投手(34)と梶谷隆幸外野手(32)が25日、中日との練習試合(那覇)で初の対外試合に臨んだ。井納は3回1安打無失点、梶谷もマルチ安打の活躍でともにチームの勝利に貢献した。

まずはFA右腕が見せた。井納は初回一死から京田に三塁打を許したものの、落ち着いて後続を断つと、2回以降は一人の走者も許さず。3回48球1安打1奪三振無失点でマウンドを降りた。

打っては昨季セ打率2位の梶谷が躍動。「1番・右翼」で出場すると、第1打席で名刺代わりの右翼線二塁打。坂本の中飛で三塁を陥れるなど、自慢の足を披露した。5回の第3打席では逆方向の左前へポトリと落とす技あり打で、マルチ安打をマークした。

FA2戦士の活躍もあり試合は4―3で勝利。原監督は「(井納は)思っていたとおりのパワーピッチャーで、良かったと思います」と褒めると、梶谷には「(坂本)勇人に対しても丸に対しても、ウチの中心選手にも大きな刺激を与えるようなね、選手が入ってきたなという感じがしますね」と賛辞を送った。

登板を終えた右腕は「調子としては悪い方だと思うのですが、それなりに投げることができた」と振り返り「やっぱり二遊間は頼もしいですし、センターラインも頼もしい」と守備陣への信頼を口にした。

一方、梶谷は「1打席目は良かったですけど、3打席目はスイングとしてはあまり良くなかった。たまたまというよりは、全部(のヒットを)説明できるようにしたい」と満足はせず。リーグ3連覇、日本一を目指すチームに、頼りになる2選手が加わった。

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