コロナ後の誘客へ 「八十八カ所」清掃 上対馬比田勝地区

対馬八十八カ所の札所を清掃する会員ら=対馬市上対馬町

 長崎県対馬市上対馬町比田勝地区の商工業者有志が新型コロナ禍後の誘客につなげようと、霊地「対馬八十八カ所」巡礼路を清掃した。
 巡礼路は同地区中心部にある真言宗「豊満寺」を発着し、後背地の山(標高76.9メートル)を巡る約1キロ。1916年の寺創建以降に設けられたとみられ、頂上では比田勝港を一望できる。
 飲食、宿泊、レンタカー業者らでつくる「上対馬おもてなしネットワーク」の会員ら13人が一番札所から順に巡り、ごみを拾い山道を補修した。同ネットワークの築城慎一代表(49)は「眺望がいいので良い散策コースになるはず。今後、ツバキなどの花木植栽も考えていきたい」と話した。

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