獲得断念か、それとも…PSGレオナルド氏がメッシの話題回避

レオナルド氏(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の強化責任者を務める元ブラジル代表のレオナルド氏が、獲得への意欲を隠さなかったスペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)についてトーンダウンを思わせる発言を行った。

同氏はフランスのラジオ局「フランスブルー」で、同国ス代表FWキリアン・エムバペ(22)やブラジル代表FWネイマール(29)の契約延長交渉について語っていたが、メッシの話題にも触れた。ただ、スペイン紙「スポルト」によると「正直言って、この議論に関わりたいと思っていない。正確に言うと、尊敬の念が常にそこにあるからだ。そして、今はその状況の分析に踏み込んでいる場合ではない」と語ったという。

つい先日には「メッシのような偉大な選手は常にパリSGの獲得リストに入る。この件に関して、クラブは大きなテーブルの席に着いている。正しくは、そのまだ着いていないが席は予約済みだ」と積極発言を行っていたのとは対照的だ。

かねて移籍が噂されてきたエムバペとの契約延長交渉に手応えをつかんだため、メッシ獲得から撤退するサインなのか。表立って“ラブコール”を嫌うとされるメッシの意向をくんで水面下で動いていく手法に切り替えたのか。その真意はいかに――。

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