サッカー韓国代表選手に小学生時代の性的暴行疑惑 MF奇誠庸は「僕とは無関係」と主張

韓国サッカー界が揺れている(写真はイメージ)

韓国代表MF奇誠庸(キ・ソンヨン=32、FCソウル)が小学生時代に性的暴行を行った疑惑が浮上し、同国内外で大騒動になっている。

韓国紙「中央日報」や「朝鮮日報」など現地メディアが報じたところによると、被害者とされる2人が24日に弁護士を通じて過去の被害を暴露。2000年に全南の某小学校でサッカー韓国代表選手Aを含む2人に、1学年下だった2人が性器に触れるよう強要されるなどの性的暴行を受けたという。被害者とされる2人の主張の中で加害者の実名は明かされていないが、サッカー代表選手が状況から奇誠庸ではないかとの憶測が一気に広まって騒動になっている。

これに対して奇誠庸の所属事務所は「報じられた『韓国代表A選手の小学校時代の性的暴行』という内容に、奇誠庸が加害者として名前が挙がっている。本人に確認した結果、報道内容とは全く関係がないことを確認した」と否定。奇本人も自身のSNS上で「長い言葉は必要ない。報道された記事の内容は僕とは無関係だ。決してあのようなことはなかった」と重ねて強調。「苦痛を受けている家族のために、すべてをかけて強硬に対応する。悪意あるコメントをする全ての人も含めて法的措置を取る」と今後訴訟に打って出る構えだ。

奇誠庸はイングランドやスコットランドなどでもプレーしていたことから英国でも大々的に報道。英紙「サン」は「奇に関する児童虐待の報道が母国で爆発した」などと騒動の過熱ぶりを報じるなど、波紋がひろがっている。

奇誠庸といえば、2011年アジアカップ準決勝の日韓戦で〝猿真似パフォーマンス〟が物議を醸すなど日本でも有名な選手。衝撃的な騒動の今後に注目が集まる。

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