SSK新造船休止 佐世保市が対策本部を設置

 佐世保市の朝長則男市長は26日の市議会本会議で、佐世保重工業(SSK)の新造船事業休止に伴う地域経済への影響を最小限にとどめるため、田中英隆副市長をトップとする対策本部を25日に設置したと報告した。
 SSKは12日、新型コロナウイルスの影響などによる受注環境の悪化に伴い、新造船事業を休止し、希望退職者250人を募ると発表した。
 対策本部は、田中、山口智久両副市長の他、観光商工部など関係部署の幹部らで構成。SSKの協力企業などに対し、▽新規事業構築▽ビジネスマッチング▽雇用調整▽融資-の面で支援ができないか検討する。今後、協力企業の要望を聞き、具体的な支援策を打ち出す。
 朝長市長は「雇用支援や協力企業の事業継続支援に取り組む。コロナ禍の中で地域経済へ及ぼす影響は決して小さくない」と危機感を示した。


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