マラドーナさんの娘2人がアルゼンチン検察庁で聴取 携帯の履歴をチェックか

世界中のサッカーファンに愛され、数々の伝説を残したマラドーナ氏

元アルゼンチン代表のスーパースターで昨年11月25日に死去したディエゴ・マラドーナ氏(享年60)の娘ジャンニーナさん(31)とジャナさん(24)が26日にアルゼンチンの検察庁に出向いたと、スペイン紙「ムンドデポルティボ」が報じた。

アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(32=マンチェスター・シティー)と結婚していた次女のジャンニーナさんと、2014年に実の娘として認知されたジャナさんは、生前のマラドーナ氏と頻繁に連絡を取り、生活面をサポート。

同紙は「2人の娘が父親の死を証言」と題し、26日にブエノスアイレス州のサンイシドロ検察庁に呼び出され、父親が使用していた携帯電話のチェックなどを行ったと伝えた。

マラドーナ氏の死去については、医師や医療チームの過失などが疑われており、検察庁が本格的な調査に乗り出している。当局は、マラドーナ氏が2台所持していた携帯電話の履歴を確認しており、医療関係者とも連絡を取り合っていた2人の娘も事情を聴かれたとみられている。

同紙によると、検察庁はマラドーナ氏の治療にかかわった主治医で脳神経外科医のレオポルド・ルケ氏をはじめ、各分野のドクターや看護師、心理カウンセラーらの聴取も行っているという。検察庁は現時点で声明を出していないが、真相究明が待たれている。

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