骨髄バンクの登録数が半減 新型コロナで登録会開けず 2020年度・神奈川

神奈川県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年度の県内の骨髄バンクへの新規ドナー登録数が前年度に比べて半減していることが25日、分かった。緊急事態宣言の発出などで、ドナー登録会の開催が減ったためという。

 県によると、昨年4月~12月末の県内の新規登録者数は1293人。2019年4月~12月末は2770人だった。

 日本骨髄バンクや自治体が主催するドナー登録会は、19年度は県内で287回開催。20年度は緊急事態宣言の発出などで中止を余儀なくされ、12月までで約100回にとどまっている。県の担当者は取材に「登録の意欲が低下したというより、登録機会が減ったことが要因と考えている」と説明。感染防止対策を徹底しながら登録会を開催していることを周知していくとした。

 25日の県議会本会議で、自民党の田村雄介氏の一般質問に明らかにした。

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