【陸上】最後のびわ湖毎日マラソン 鈴木健吾が日本新記録で優勝「いい練習ができていた」

びわ湖毎日マラソン(滋賀・皇子山陸上競技場発着)が28日に行われ、鈴木健吾(25=富士通)が大迫傑(29=ナイキ)の日本記録を(2時間5分29秒)をを更新する2時間4分56秒で優勝した。

70年以上の歴史を誇るびわ湖毎日マラソンだが、大阪マラソンとの統合が決まっており、滋賀県での開催は今大会で最後。優勝候補の中村匠吾(28=富士通)がケガで欠場する中、約20人の先頭集団が中間地点を1時間2分35秒で通過するハイペースな展開でレースが進む。

その後は集団がばらけながらも、鈴木、サイモン・カリウキ(24=戸上電機製作所)、土方英和(23=Honda)らがレースを引っ張り続けたが、鈴木が残り5キロ付近でロングスパートを仕掛けると、みるみる後続との差を広げた。

レース後、鈴木は「いい練習ができていた。最初の10キロはリズムに乗れなかったが、20、25キロくらいからはリズムに乗れたのでいけると思った」と満面の笑みを浮かべた。(記録は速報値)

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