【フロリダ州セントピーターズバーグ1日(日本時間2日)発】WWEのロウ大会が配信され、巨獣ブラウン・ストローマン(37)がロウタッグ王座を目前で逃し、敗因となった幹部シェーン・マクマホン(51)との間に遺恨が生じた。
WWE王座戦(ザ・ミズ対ボビー・ラシュリー)戦が、王者の腹痛により1時間の延期が決定すると、先週の挑戦者決定戦でラシュリーに敗れた巨獣がリングイン。無人のリングで挑戦を改めて訴えた。
予想外の緊急事態にアダム・ピアース・プロデューサー(42)とシェーンが登場。怒れる巨獣をなだめるように代案としてロウタッグ王座挑戦を提示した。だがシェーンがパートナーに提示したのはピアース・プロデューサー。本人も困惑するまま、急きょ王座戦のゴングが鳴らされた。
巨獣は1人で王者のシェルトン・ベンジャミン(45)、セドリック・アレキサンダー(31)組を蹴散らす。アレキサンダーをランニングパワースラムで完全KOするが、ここでシェーンがエプロンに飛び上がり、何を考えたのか「ピアースにタッチしろ!」と交代を促す謎の行為に出た。
渋々と交代した巨獣だが、カバーに入ったピアースは息も絶え絶えのアレキサンダーにクルリ丸め込まれて、まさかの敗退を喫した。
当然ストローマンの怒りは収まらない。シェーンに「どういうことだ!」と突っかかって大暴れするとリングを去った。残されたシェーンは複雑かつ困惑の表情を浮かべるのみ。巨獣とシェーンの間に深い亀裂が生じてしまった。場合によってはリング上での正面衝突もありえる状況だ。