巨人・原監督が電撃トレードの裏側を赤裸々告白「この前のオープン戦の時に…」

視察に訪れた長嶋終身名誉監督(左)巨人・原監督

巨人・原辰徳監督(62)が2日、前日1日に発表された田口麗斗投手(25)と広岡大志内野手(23)の交換トレードの舞台裏を明かした。

まずは今回のトレードについて「双方にとっていいトレードになるというのは、双方が活躍することである」とし「田口は『打倒・ジャイアンツ』、我々は戦う時には『打倒・田口』というところ。広岡君は持っている力を十二分にジャイアンツで発揮してもらうというところですね」と語った。

広岡は遊撃もこなすユーティリティープレーヤー。どんな活躍を期待するかを問われると「右の大型選手というのは(坂本)勇人の次がなかなか出てきていない。北村もいるけれども、将来的なことを考えて中心選手に必ずなってくれるだろうと。明日からでもいいんだけど、近々そういう選手になると思います」と大きな期待を口にした。

今回のトレードが発表されたのはキャンプ打ち上げの直後で、開幕までも1か月を切っていた。その点については「発表されたのが(キャンプ終了の)直後ということよね。レシピ的には(以前から)こうあるわけだからさ」とし「この前のオープン戦(ヤクルトとの練習試合)の時に、そういう話があったというふうに思っていいんじゃないでしょうか」と徐々に踏み込んだ発言に…。

転機となったのは2月23日に浦添で行われた練習試合であることを示唆した上で、その際に「(巨人の大塚球団)副代表と(ヤクルトの小川)GMが話したんじゃないの? それでいろいろ両者が考えたとかじゃないんですか? そこまで言わなきゃいけないの?」と笑いながらも時系列を包み隠さず明かした。

最後は「もちろん変な選手だから出したわけじゃないしね。お互いにとってプラスになることを、ということですよ。僕は大きな期待を広岡にしている」と締めくくった指揮官。願うのは〝ウィンウィン〟のトレードだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社