中日 福谷が9年目で初の開幕投手 「カープの大瀬良投手と投げ合えるのがうれしい」

順調な仕上がりの福谷

中日の福谷浩司投手(30)が、今季の開幕投手を務めることが決まった。

5日にバンテリンドーム ナゴヤで練習後、監督室で与田剛監督(55)が伊東ヘッド、阿波野投手コーチとともに本人へ通達。「開幕は福谷で行きます! キャンプ序盤から順調に投げることもトレーニングもそうだし、体の仕上がり具合が一番の決め手。伝えたときは、ちょっとびっくりしていました。自分が開幕投手とは思っていなかったのかもしれないですね」と説明した。

中日は3月26日の開幕戦は広島戦(マツダ)。昨季の福谷は14試合に登板し、エース・大野雄の11勝に次ぐ8勝(2敗)をマークし、防御率2・64とローテーションの一角として安定した成績を残していた。指揮官は「1年間、ローテーションを去年以上にしっかり守る安定感を見せてほしい」と期待を寄せた。

9年目にして初めて大役を言い渡された福谷は「言われたときはびっくりしました。カープは大瀬良投手ということで、面識もありますし、僕も一昨年けがに苦しみ、大瀬良投手もけがからの復帰登板になる。開幕戦という舞台で投げ合えるのはうれしいことなので、まずはお互い良い投球ができればと思う」と意気込んでいる。

その上で開幕右腕は「ちょうど3週間ですが、開幕に向けて1日1日しっかりやっていくというのと、気持ちが高ぶりすぎてけがをしないようにしたいです」と気を引き締めている。

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