県立高入試に「自己推薦」 各校裁量で適性検査

 県教委は5日、県立高の2022年度の全日・定時制推薦入試から、中学校長の推薦を条件とする現行制度を全廃し、生徒が希望すれば出願できる自己推薦型を導入すると発表した。入試内容については、学校の判断で学力検査を実施しないことも認め、実験・実技など各校の特色に応じた適性検査を行えるようにする。近年の県立高入試は志願倍率の低下が課題となっており、新制度を通じて高校側に教育の底上げや魅力づくりを促し、生徒確保につなげる考えだ。

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