87人1羽ずつ願い込め 校内のブロック塀に卒業壁画 諫早・喜々津小

完成した壁画=諫早市多良見町、喜々津小

 諫早市多良見町の市立喜々津小6年生87人は、卒業制作として校内のブロック塀に壁画を制作した。
 塀は交通量の多い市道中里馬場線に面し、事故防止を呼び掛ける文字と絵があったが、消えかかっていたため市交通安全協会と同校が協議して塗り直した。
 高さ1.2メートル、幅約10メートルの壁に、各クラスごとに約1時間半かけて制作。1人1羽ずつ羽ばたく鳥の絵を描いた。交通安全を願い幸せを象徴する四つ葉のクローバーをくわえて飛ぶ鳥や、将来サッカー選手になって輝きたいとの願いを込めてボールや王冠を羽に描くなど、10色の塗料を使って色鮮やかに仕上げた。
 三丸結愛(ゆめ)さん(12)は「登校を楽しみにしてもらえるようかわいく仕上げた。描くのに時間はかかったがデザインするところからとても楽しかった」と話した。

壁画を制作する児童ら

© 株式会社長崎新聞社