【JRA】新規トレーナー・四位調教師が厩舎開業週に2戦目で初勝利「直線では声が出たね」

現役騎手時代、2007年のウオッカ、翌08年のディープスカイと2年連続で日本ダービーを勝つなど、名手として活躍した四位洋文調教師(48=栗東)が、新規トレーナーとして初めて実戦を迎えたオープニングウイークの7日、小倉競馬8レース(4歳以上1勝クラス)のサマービート(牡4)で、開業2戦目にして初勝利を決めた。

四位調教師は「前走も藤岡(佑)君が乗っていたので任せていた。見ていて直線では声が出たね」と〝初体験〟に興奮した様子。

ジョッキー時代との違いについては「調教師は、スタンドからレースを見ているし、レースを終えた後も無事かとかいろいろなドキドキがあるね。今日は上がってきた後も無事だったし、勝てて良かった」と安堵した。

勝ったサマービートは前に管理していた藤原英調教師から、すぐに使える馬をと声をかけてもらったとのことで「オーナーサイドからも了承していただいて転厩してきた馬。周りの人や、オーナーサイドの応援も受けたし、藤原英厩舎のスタッフからもアドバイスをもらって、いい形で引き継げた」と感謝の声を伝えた。

開業2戦目での勝利と幸先のいいスタートについては「厩舎で勝つというのはジョキー時代とは違うし、(この勝利で)スタッフの士気も上がってくるだろうし、これからも楽しく仕事をしていきたい」と抱負を語った。

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