【テニス】ジョコビッチが世界ランク1位最長記録更新も…再びコロナルール破りで批判

ジョコビッチ

8日に更新された男子テニスの世界ランキングで、ロジャー・フェデラー(39=スイス)を抜き、1位在位期間歴代最長となる通算311週を記録したノバク・ジョコビッチ(33=セルビア)の行動が、またもコロナルール破りだと批判を浴びている。

自国の英雄が成し遂げた快挙に、ベオグラードは祝福ムードいっぱい。8日夕方、ジョコビッチが家族で祝賀会を開くと、屋外に数百人のファンが密集状態で集まり「ノール! ノール!」と愛称で大歓声が上がった。

セルビアは深刻な新型コロナウイルス感染拡大の最中。マスク着用はもちろん、屋内外で5人以上の集まりは禁じられ、屋外での人の距離は1・5メートルを推奨など厳しいルールが敷かれている。しかし、ジョコビッチ本人もご機嫌でベランダに出て「今日は私や、家族だけではなく、セルビアのための特別な日です。みなさんに感謝します」とあいさつ。ファンと一緒に花火を見上げたり、写真に納まった。この行動に、英紙「サン」や「インディペンデント」などは「またもジョコビッチがコロナルールを破った」と批判した。

ジョコビッチは昨年6月、新型コロナ禍のなか、バルカン半島で慈善目的の「アドリア・ツアー」を開催。自身を含め、出場したトップ選手らが新型コロナウイルスに感染した。大会前にナイトクラブで半裸で踊っていたり、大会中もソーシャルディスタンスが守られていなかったため、猛批判を浴びていた。懲りていないということか…。

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