JR九州長崎支社は10日、岩松駅(長崎県大村市岩松町、無人駅)の自動券売機の運賃表示に誤りがあったと発表した。西浦上駅までを直近では100円(子どもは50円)高くしていた。設置後10年間、間違っていたとみられ、購入された枚数や金額は不明という。
岩松駅の券売機は「760円(子ども380円)」のボタンに西浦上、南風崎、ハウステンボスの3駅名を併記。実際は西浦上だけが660円(子ども330円)だった。
7日に岩松駅の利用客から「駅舎に掲示された地図式の運賃表と異なる」と問い合わせがあり判明した。2011年3月に券売機を設置して以降、誤表示のボタンで購入された切符は計1016枚。この間に運賃改定もあった。このうち何枚が西浦上駅まで利用されたかの記録はない。
同支社は運賃を過剰に収受した可能性があるとして「お客さまから申し出があれば事情を聞いた上で差額をお返しする。ご迷惑をおかけしたことをおわびします」としている。管内の他の券売機に誤表示はなかった。
10年間 運賃表示に誤り JR岩松駅(大村)の自動券売機
- Published
- 2021/03/11 10:00 (JST)
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