レイズ・筒香 OP戦5戦でいまだヒットなし…一塁守備は順調

筒香(ロイター=USA TODAY)

レイズの筒香嘉智外野手(29)は10日(日本時間11日)にフロリダ州ポートシャーロットで行われたツインズとのオープン戦に「6番・一塁」でスタメン出場し、1打数無安打1四球だった。5回二死満塁で代打を出されて退いた。試合は8回表で終了し、チームは2―6で敗れた。

オープン戦初安打はまたもお預けとなった。第1打席は0―3の2回一死一塁で回ってきた。先発右腕ベリオスの初球、内角低め速球を打ち上げて右飛。2点差を追う4回二死二塁は2番手の右腕スタシャクと対戦してカウント3―1から四球を選んだ。

積極的にバットを振った。ファウルになったが第2打席も1ボールから2球目を打ちにいった。「去年とはまったく違う感覚で打席に入れています。どの球でも対応できるように体をつくり上げている段階の中で、今日はすごく感覚も良かったですし、ファーストストライクから(打って)いこうと試合に入りました」と振り返った。

とはいえオープン戦5試合で8打数無安打。結果が欲しいところだろうが、「もちろん結果を出さないといけない時期は必ず来ると思いますので、その時に向けて慌てず冷静に落ちついてやってます」と調整段階を強調した。

守備ではオープン戦で2度目となる一塁に就いた。2回一死三塁で一、二塁間の打球を飛び込んで捕球する好プレーもあったが、4回には遊撃手のショートバウンド送球をはじいた(記録は遊失)。「感覚はだいぶ慣れてきました。あと何回か守ればもっと良くなると思います」。一塁守備は順調のようだが、打撃が気になる。

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