ボストンハーバー死す 重賞ウイナー多数輩出

在りし日のボストンハーバー

日本軽種馬協会静内種馬場で功労馬としてけい養されていたボストンハーバー(父カポウティ、母ハーバースプリングス)が9日の15時15分に老衰のため死んだ。27歳だった。

同馬は2歳時に米GI・BCジュヴェナイルなど重賞4勝、7戦6勝の戦績で96年の米国2歳牡馬王者に選出された。引退後は米国で供用、02年に日本に導入されてからは静内種馬場で供用されていた。主な産駒にイクスキューズ(クイーンC)、ダイワバンディット(新潟2歳S)、ワンダフルデイズ(クリスタルC)など。種牡馬を引退後は16年から静内種馬場で功労馬として余生を送っていた。

静内種馬場場長・遊佐繁基氏のコメント「種牡馬時代は激しい気性で職員泣かせの馬でしたが、功労馬となってからは穏やかな余生を過ごしていました。突然の別れとなり残念ですが、どうか安らかに眠ってほしいと思います。これまでボストンハーバーをご支援いただいた皆様に感謝申し上げます」

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