　きょう12日は西日本を中心に雨となっているが、そんな中、福岡でさくら（ソメイヨシノ）の開花発表があった。平年よりも11日、去年よりは9日早く、きのうの広島に次いで、福岡でも過去最も早い発表となった。

　このあと午後は西日本だけでなく、東日本にもまとまった雨雲がかかる見通し。太平洋側を中心に激しい雨や雷雨になる所があるため、注意が必要となる。

東・西日本は大気不安定

　低気圧や湿った空気の影響で西日本を中心にまとまった雨雲がかかっており、東海や関東の沿岸部でも雨の降っている所がある。まとまった雨雲は東へと進んでおり、このあとは西日本だけでなく、東日本でも広い範囲で雨となりそうだ。

　大気の状態が不安定で、特に太平洋側を中心に激しい雨や雷雨になり、局地的には大雨になるおそれがある。落雷や突風、ひょうなどに注意が必要となる。

あすは東日本・東北の太平洋側で雨・風強まる

　あす13日（土）は東日本で荒れた天気となるおそれがある。

　低気圧の東進に伴って、まとまった雨雲も東へ移るため、東海や関東を中心に激しい雨や雷雨になる所がありそうだ。風も強まって、横殴りの雨になる所もある見込み。

　午後になると、活発な雨雲は東北の太平洋側へと移り、雨と風が強まることが予想される。東北は夜が雨と風のピークとなりそうだ。

　また、北陸ではそれほど荒れた天気にはならないものの、雨が長引く見通し。

　あさって14日（日）は北陸や北日本では天気がぐずつくものの、そのほかは晴れる所が多くなりそうだ。

　日差しとともに気温が上がって、東日本や西日本では15℃を超える所が多い見通し。

（気象予報士・多胡安那）