広島・九里亜蓮投手(29)が順調な仕上がりをアピールした。14日に行われた日本ハムとのオープン戦(マツダ)に先発すると走者を許しながら要所を抑える粘り強さを発揮。4回、中田にソロアーチを浴びるも5回1失点にまとめ「打たれた球は高めに浮いた変化球だったので修正して低めに集めていけるようにしたい」と振り返った。
バッテリーの意思疎通はバッチリだ。「1イニングごとに会話をしながらやった」とコンビを組んだ磯村嘉孝捕手(28)とイニングごとにベンチ内で〝ミーティング〟。3回以降は直球を増やすことを決め「しっかりと真っ直ぐを投げることができた。次の登板でも会話をしながらやっていきたい」と収穫を口にした。
開幕ローテ入りを決めている右腕について佐々岡監督は「打たれたところは甘いところ。しっかりと調整してくれると思う」と信頼を寄せる。「結果と内容にこだわってやっていきたい」という九里。20日のソフトバンク戦(ぺイペイ)で総仕上げに掛かる。