全バス379車両に抗ウイルス対策 川崎鶴見臨港バス

川崎鶴見臨港バスに張られた対策済ステッカー

 川崎鶴見臨港バスが、新型コロナウイルス感染防止策として、全路線のバス車両に抗菌・抗ウイルス対策を実施している。3月中に全379両の作業を終える。

 対策は光触媒を活用したコーティング剤をバス車内に噴霧するもので、抗菌・抗ウイルスに加えて消臭などの効果もある。その後の車内消毒などで落ちることがなく、効果は約3年間持続するという。対策が完了した車両には「コーティング済」などと書いたステッカーを張り、順次走り始めている。

 同バスは、従業員の体調管理徹底、マスク着用や、5日ごとの車内消毒、換気扇による約3分サイクルでの車内空気入れ替えなどウイルス対策に取り組んでいる。担当者は「バスは欠かせない交通手段。今回の対策も合わせて、安心して利用していただけるように心掛けていく」と話している。

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