【DDT】クリス・ブルックスが勝俣を棺桶葬 EXTREME王座奪取

勝ち名乗りを上げるクリス

14日のDDT・後楽園ホール大会で、クリス・ブルックス(29)が勝俣瞬馬(28)を破りDDT EXTREME級王座奪取に成功した。

「有刺鉄線棺桶デスマッチ」と銘打たれた試合は凄惨なものとなった。リングにセットされた棺桶に相手を入れ、蓋を閉めれば勝利となる特別ルールで行われ、有刺鉄線ボードにパイプイス、ラダーから鎖鎌まで飛び交う展開に。

ジョーカーのメイクで狂気をまとった勝俣が場外で組んだパイプイスの山の上に有刺鉄線ボードを置き、そこへエプロンからのデスバレーボムで相手を叩きつけたかと思えば、クリスは画びょうをまき散らしてからスプラッシュマウンテンを敢行など、それはもう大変なことになった。

最後は、「ゴメンナサイ」と許しを請うクリスの頭部を勝俣がイスでぶん殴り、棺桶の上にセットした。そしてとどめとばかりにコーナーからストゥーカスプラッシュで飛んだが、蘇生したクリスにするりと体を入れ替えられふたを開けられて吸い込まれるように棺桶の中に着弾。そのままふたが閉められ、クリスの逆転勝ちが告げられた。

試合後、蓋にくぎを打って文字通り勝俣を葬ったクリスは「このベルトは歴史があるのも知っているし、魅力も感じている。このEXTREMEのベルトをいろんなところに連れて行って持っていっていろんな相手に防衛したい」と話した。王者次第で色が変わるEXTREMEだが、新王者どのように染め上げるか。

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