ハット達成・Cロナのラフプレーに相手チーム社長が激怒「退場にすべきだった」

ハットトリックを決め喜ぶC・ロナウド(左=ロイター)

14日(日本時間15日)に行われたイタリア1部第27節でユベントスのエースFWクリスチアーノ・ロナウド(36)が敵地のカリャリ戦でハットトリックの活躍を見せたが、その試合でのラフプレーに非難の声が挙がっている。

C・ロナウドは前半10分にCKを頭で合わせて先制点を奪うと、25分には自ら獲得したPKを決め、32分には左足シュートで早々とハットトリックを達成。ポルト(ポルトガル)に苦杯を喫した9日(同10日)の欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦直後は戦犯扱いされ、退団報道まで飛び出していただけに、意地を見せた格好となった。

ただ、敗れたカリャリのトンマーゾ・ジュリーニ社長は、C・ロナウドのラフプレーに激怒している。問題視しているのはユベントスが1点先制した後の前半13分の事象。左クロスに対してゴール前でC・ロナウドが右足を出しながら飛び込んでカリャリGKアレッシオ・クラーノ(26)が交錯した。C・ロナウドのスパイク裏がクラーノの顔面を直撃する危険なプレーだった。

ジュリーニ社長は「スカイスポーツ」の取材に対し「試合の流れを変える可能性があるプレーだったのに、クリスチアーノ・ロナウドは退場にならなかったことに失望している」と激怒。前半からカリャリが腰の引けた戦いをしたことにも言及したが、それを差し置いて「ロナウドの反則は明らかだ。安全を脅かすプレーだったのだから、退場にすべきだった」と収まりがつかない様子だった。

批判を結果ではね返したはずのC・ロナウドだったが、まだまだ火種はくすぶり続けそうだ。

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