ソフトバンク工藤監督が残り5試合でいよいよ本番モード「作戦、投手起用はシーズン通り」

工藤監督

ソフトバンクの工藤公康監督(57)が15日、オープン戦の残り5試合を本番モードで臨むと宣言した。

試す期間は終わった。16日が実戦初出場となるグラシアル、デスパイネこそ制限付きとなるが、シーズンを想定した戦いで開幕に備える。

「作戦とか投手の起用は通常のシーズン通り。勝っていれば勝っているピッチャーの継投になる。攻撃のほうもバント、エンドラン、バスター、バスターエンドランも入ってくると思います」と必勝態勢で臨むつもりだ。

16日、17日のDeNA戦(ペイペイ)に先発する笠谷、武田、16日の教育リーグ・オリックス戦に先発するローテ候補・二保にも本番想定で球数を投げさせる。

現状、勝利の方程式が今季はまだ確立されていない。モイネロが調整遅れでブルペンにも入っておらず、開幕に間に合うか未定。岩崎もヒジの違和感で一時登板間隔を空けたため、ここから連投テストに入る。

そんなブルペン陣の不安もあって指揮官が準備を推し進めてきたのが先発陣の〝タフネス化〟だ。すでに12日に石川が112球、14日にはベテラン・和田が7イニング、107球を投げた。

「今年、掲げているのは先発陣がなるべく長いイニングをということ。長く投げてもらえばリリーフ陣の負担も減る」

戦力が整うまで現状のリリーフ陣に無理をさせずに運用していくプランを思い描いている。

16日からは主砲・柳田も復帰して守備にも就く。いよいよ5年連続日本一への戦いが本格的に始まる。

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