【春場所】場所前に前師匠が退職騒動…正代が〝新体制初白星〟「徐々によくなっていけば」

難敵の阿武咲(右)を下した正代

大相撲春場所2日目(15日、東京・両国国技館)、大関正代(29=時津風)が幕内阿武咲(24=阿武松)を押し出して初白星を挙げた。

取組後は「とりあえず(初日黒星から)連敗しなくてよかった。早い段階で初日を出して星をつなげられたらと思っていた。まだ硬さはあるけど、これから徐々によくなっていけばいい」と安堵の表情を浮かべた。

前師匠(元幕内時津海)が初場所中に新型コロナウイルス対策のガイドライン(不要不急の外出禁止)に違反。2月の理事会で「退職勧告」の懲戒処分を受け、部屋は師匠が交代する激震に見舞われた。

今場所は新たな師匠となった時津風親方(36=元幕内土佐豊)の下で迎える初めての場所。「〝親方が代わったから〟とか言われないように頑張っていかないと」と話していたが、まずは新体制での〝初白星〟となった。

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