アンソニー・ホプキンス 史上最高齢のアカデミー主演男優賞ノミネート 「ファーザー」で認知症の父親役

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第93回アカデミー賞のノミネートが発表され、「ファーザー」で認知症の父親を演じたアンソニー・ホプキンスが、史上最高齢でのアカデミー賞主演男優賞ノミネート俳優となった。

これまでの主演男優賞ノミネートの最高齢は、「ストレイト・ストーリー」のリチャード・ファーンズワースで79歳だった。ホプキンスは現在83歳で、記録を更新した。また、受賞者の最高齢は「黄昏」のヘンリー・フォンダで76歳だった。仮に受賞を果たした場合は、最高齢受賞者の記録も更新する。

また、「羊たちの沈黙」で主演男優賞を受賞したホプキンスは、4度目のアカデミー主演男優賞ノミネート、助演男優賞を含めると6度目のノミネートとなる。

「ファーザー」は、歳を重ねることによって誰もが経験する喪失と親子の愛を、記憶や時間が混迷していく父の視点で描いた作品。ホプキンスは、自身と同名で生年月日も同じ父親を演じている。アカデミー賞では、ホプキンスの主演男優賞のほか、作品賞、助演女優賞(オリヴィア・コールマン)、脚色賞、編集賞、美術賞の6部門にノミネートされている。

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