新天地で背番号「4」に強いこだわりを見せた。サッカーの元日本代表MF本田圭佑(34)が15日、アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーに入団。会見ではカムラン・クリエフ会長(42)とともに4番が記されたユニホームを掲げたが、背番号の決定には紆余曲折があった。
ネフチ・バクーではDFヘネルアウベス・ソウザ(19)が現在4番を背負っており、空き番号ではなかった。一方で本田が以前から執着を見せてイタリア1部ACミラン時代にも背負った10番は空いていたため、一部の現地メディアでも背番号が10になるとの見通しが報じられた。
しかし、フタを開けてみれば、ソウザから〝強奪〟する形で決着した。日本代表で自ら希望し2012年から背負い続けた番号への強い愛着を垣間見せたが、さらに数奇な〝因縁〟もあった。
本田が初めて背番号4をお披露目したのが、同年5月に行われた日本国内でのアゼルバイジャン戦だった。当時は「4番が日本でエースストライカーの番号になるように俺が変えていければ」と語っていたが、巡り巡って4番と縁のある国で再起を図ることになった。