【WWE】負傷欠場していた女帝アスカが3週間ぶりに電撃復活 怨敵シェイナに完勝

3大会ぶりに電撃復活したアスカ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州セントピーターズバーグ15日(日本時間16日)発】WWEのロウ大会が配信され、負傷欠場していたロウ女子王者で〝女帝〟ことアスカ(39)が3大会ぶりに電撃復活。まさかの奇襲攻撃で怨敵シェイナ・ベイズラー(40)に一矢報いた。

アスカは2月22日のタッグ戦でシェイナに顔面を蹴られた際、歯を吹き飛ばされて重傷を負った。以来、欠場が続いていたが、この日はシェイナとのシングル戦での復帰が緊急決定していた。

ところが女帝は第2試合の女子タッグ戦(ナオミ、ラナ組対マンディ・ローズ、ペイトン・プレイス組)戦の途中で高々とテーマ曲を響かせて電撃登場。WWE女子タッグ王座を保持するナイア・ジャックス(36)と解説席でふんぞり返っていたシェイナは、鬼の形相で女帝へ突っかかった。

アスカはここぞとばかりにスピンキック一撃でシェイナをKO。スタッフ5人が慌てて制止すると、敵をあざ笑うように小躍りして引き揚げた。鮮やかな先制打だ。

第5試合で女帝は新しい黄金のマスクを着用して登場。3週間のうっ憤を晴らすようにゴング前から突っかけ、ヒップアタックを連打。セコンドのナイアもヒップアタックで蹴散らし鉄柱に叩きつける大暴れだ。

ここでシェイナは背後からキリフダ・クラッチ(裸絞め)に出るも、アスカはそのまま上体を後方に倒し、頭脳的な3カウントを奪取。怨敵に勝利した。

試合後もアスカの怒りは収まらない。蹴り足を捕獲するとジャーマン。さらには顔面へ強烈なニーリフトとバズソーキックを見舞うや、シェイナのマウスピースを外し、歯を折られたお返しとばかり、コーナーの金具に口を叩きつけた。さすがに危険と見たレフェリーが制止したが。アスカは「どうじゃ、コラ!」と気迫に満ちた表情で勝利をアピール。シェイナは口を押えて場外でうずくまるのみだった。

圧巻の怖さを発揮して完全復活を証明した女帝。今度は王座戦でシェイナに完全引導を渡すことになりそうだ。

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