大相撲春場所3日目(16日、東京・両国国技館)、横綱白鵬(36=宮城野)が日本相撲協会に「右膝大腿関節軟骨損傷、関節水腫」との診断書を提出した。
診断書によると、手術加療を要し、以後2か月紀張り加療を要する見込みだという。
白鵬は昨年8月に手術を受けた右ヒザに不安を抱え、2日目の取組後は懸賞を受け取るときに立ち上がる場面も見受けられた。
この日、電話取材に応じた師匠の宮城野親方(63=元幕内竹葉山)は5場所連続休場となった横綱について「(ヒザに)水が溜まって、血も出ていた。注射4本ぐらいで抜けた。軟骨が擦れている感じ」と説明。
続けて「昨日、先生(医師)が足を見て『この状態で取ったら相撲が取れなくなる』と言われた。ドクターストップ? そうですね。そんきょができない状態だった」明かした。
手術は今場所中に予定しているようで、宮城野親方は「今まで途中休場が多かったから本人は15日間、最後まで取りきりたい思いがあるようだ」と語った。