【春場所】芝田山広報部長 両横綱不在で臨時の横審会合を明言

芝田山広報部長

大相撲春場所3日目(16日、東京・両国国技館)、日本相撲協会の芝田山広報部長(58=元横綱大乃国)が電話取材に応じた。

この日、横綱白鵬(36=宮城野)が休場した。協会に「右膝大腿関節軟骨損傷、関節水腫で手術加療を要する。術後約2か月のリハビリ加療を要する見込み」との診断書を提出。鶴竜(35=陸奥)とともに両横綱が不在となった。

これを受けて芝田山部長は「横綱審議委員会から指摘を受けながら先場所に続き、1人は頭から、1人は途中休場。今後どうなるか分からないけど、何もないことはないでしょう」とチクリ。

続けて「横綱の立場は大関とは違うことをどう認識するかということ。横綱は別格の力を持っているから称号がある。ギリギリの線ではダメ。難しい判断だけど、本人が見極めるしかない。稀勢の里(現荒磯親方)は一生懸命頑張って相撲を取っていた。自分は初日から負けが込んで『もうダメでしょう』と言ったけど、それとはまた違う。長い歴史の中でこういう横綱の例はない」と苦言を呈した。

また、今場所後には横審の会合を開くことを明かし「予定には入っていなかったが、(国技館とは別の)会場を押さえている」と話した。

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