西武・辻発彦監督(62)が16日、広島とのオープン戦(メットライフ)で実戦デビューしたドラフト1位ルーキー・渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)についてコメントした。
渡部はこの試合の7回の守備から途中出場し打っては投ゴロ、守っては8回、高橋大の三塁線の痛烈な打球を弾き〝初失策〟を記録した。イニング間のボール回しでも遊撃の山田がお手上げポーズの暴投を犯すなど、初の一軍戦で地に足はついていなかった。
その一連の様子をベンチからじっくり観察していた指揮官は「まだまだ。そう甘くないです」と117キロルーキーに言及。
今回のA班初昇格の意図について「いろいろとコーチと話をして、もともと見ていない選手を見たいと思っていた。上にいた2人を下のゲームに出そうと思っていたけど、(死球を受けた)金子がやばいんで、外野手はやめておこうと、佐藤龍だけを行かせた。明日、明後日は(二軍が)カーミニークなので(選手を)行ったり来たりさせられる。その意味で見たい選手を呼んだ。(明日、渡部の起用は)ありますよ。また相談します」と説明していた。