三山ひろし「おいしそうですよね」 故郷・高知ゆるキャラ・カツオ人間に恐怖の言葉

カツオ人間にかじりつこうとする三山ひろし

地元名物「カツオ」パワーで公演を乗り切る! 演歌歌手の三山ひろし(40)が16日、大阪市の新歌舞伎座で「三山ひろしコンサート みやまつり2021」(17~21日)の取材会を開いた。

同公演は第1部が歌謡ショー「名曲よ永遠に!」、第2部は長編歌謡浪曲「挑戦!ひとり忠臣蔵!」の2本立てになっている。

歌謡ショーでは、昭和から令和にかけての名曲や自身のオリジナル曲など15曲を披露する。昨年、相次いで亡くなった筒美京平さん(享年80)、中村泰士さん(享年81)、なかにし礼さん(享年82)をしのび、「また逢う日まで」「喝采」「今日でお別れ」を歌う一方で、令和の曲からは瑛人の「香水」を選択した。

三山は「先生方の残された楽曲を愛してやまない人がたくさんいる。微力ながら、私も令和に響かせたい。令和と言えば『香水』。ご本人もちょっと違った感じで皆さんに聴いてもらったりしていたので、三山ひろしならではの形で叱られない程度に変えています。皆さんにアッと驚いてもらいたい」と笑った。

第2部の「ひとり忠臣蔵」では三波春夫さんの歌謡浪曲に挑戦。「歌謡浪曲は、いろんな人物を一人で演じ分ける一人ミュージカルのような世界。今は長編の歌謡浪曲を歌われている方も少なく、三波春夫さんが確立された世界をなくしてしまうのは寂しいので、しっかり歌っていきたい」と意気込んだ。

高知県出身の三山を応援するため、会見には当地のゆるキャラ「カツオ人間」も同席したが、三山は「お互いに高知を盛り上げようと、ふんどしを引き締めている。ちょっと切り身が見えてるところがグロいですけど、春と言えばカツオ。おいしそうですよね」とニヤリ。命の危機を察したカツオ人間がプルプルと震えて、報道陣の笑いを誘った。

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