ブ軍・ショウがメジャー契約をゲット 開幕ロースター入りへ

日本時間3月17日、ブリュワーズはトラビス・ショウをロースターの40人枠に追加したことを発表した。ショウは今オフ、マイナー契約で古巣ブリュワーズに復帰。契約にはオプトアウト(契約破棄)の条項が含まれており、現地時間3月15日がその期限だった。オプトアウトの権利を行使したショウに対してブリュワーズはメジャー契約を提示し、残留が決定。クレイグ・カウンセル監督がショウを監督室に呼び出し、40人枠入りを直接伝えた。

現在30歳のショウはここまでオープン戦11試合に出場して打率.174、1本塁打、4打点、OPS.693と今一つの成績に終わっているものの、三振(5)を上回る四球(6)を選び、出塁率は.345とまずまずの数字。三塁のレギュラー候補はオーランド・アルシア、ルイス・ウリアス、ダニエル・ロバートソンと右打者ばかりのため、左打ちのショウは彼らとの併用である程度の出場機会を得ることが予想されている。年俸は150万ドルで、最大150万ドルの出来高も設けられているようだ。

ショウは2016年12月にトレードでレッドソックスからブリュワーズに加入。移籍1年目の2017年に打率.273、31本塁打、101打点、OPS.862とブレイクすると、翌2018年にも打率.241、32本塁打、86打点、OPS.825をマークした。ところが、2019年は右手首の故障に苦しみ、打率.157、7本塁打、16打点、OPS.551と大不振。昨季はブルージェイズで50試合に出場して打率.239、6本塁打、17打点、OPS.717に終わり、2年連続でノンテンダーFAとなってマイナー契約でブリュワーズに戻ってきた。

ショウは一塁守備の経験もあるため、二塁から一塁へコンバートされたケストン・ヒウラの休養日に一塁を守る可能性もあるとみられている。2年連続で30本塁打以上を放った2017~18年の打棒を取り戻すことができればブリュワーズにとって大きな戦力となるが、ショウはその期待に応えることができるだろうか。

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