同性婚禁止は違憲判断にLGBT公表議員らが感激のツイート「同性婚を実現したい」

石川参院議員

札幌地裁が17日、同姓婚を認めないのは憲法違反との判決を下した。LGBT当事者の国会議員や地方議員もこの判決に素早く反応した。

裁判は道内に住む同姓カップル3組が国が同性婚を認めていないのは憲法違反として、計600万円の損害賠償を求めていたもの。

地裁の武部知子裁判長は法の下の平等を定めた憲法14条に違反するとし、「同性カップルに婚姻の法的保護の一部すら与えないのは立法府の裁量権を超える」と初判断を下した一方、損害賠償請求は棄却した。

同性愛者であることをカミングアウトしている立憲民主党の石川大我参院議員(46)はツイッターで「中学生のとき憲法14条の法の下の平等を知り『好きな人と結婚できないのは憲法違反』との思いを胸に、LGBTの権利擁護のための活動をしてきました。札幌地裁の違憲判決を受け、国会で同性婚を実現するようスタッフとも一丸となって頑張ります。関係者の皆様おつかれさま&おめでとうございます!!」とツイート。

レズビアンをカミングアウトしている立民の尾辻かな子衆院議員(46)も「本当に本当にうれしい。原告、弁護団の皆さん、本当にありがとうございます!実質的勝訴です。そして、立法府である国会がこの判決をうけ、私たちが提出している同性婚を可能とする民法改正案の審議を」と投稿した。

性同一性障害を公表している東京・世田谷区の上川あや区議(53)は「心の通った司法判断に涙…。」「ああ… これから電車に乗って区役所行くのに涙が止まらない…」と感激していた。

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