【春場所】3勝目の朝乃山 内容に不満も前向き「白星のほうが大事」

突き落としで阿武咲に勝った朝乃山

大相撲春場所4日目(17日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(27=高砂)が幕内阿武咲(24=阿武松)を突き落として3勝1敗とした。

立ち合いから上体を起こされ、相手に押し込まれながら土俵際に残って逆転。しかし、取組後は「相手は押し相撲で出足が勢いでやられた。相撲内容は良くないので反省」と振り返った。

初日から内容に納得していない様子の大関だが「黒星より白星のほうが大事なので」と前を向いている。

3日目には白鵬(36=宮城野)が休場して両横綱が不在となった。大関陣の活躍が求められるが、朝乃山は「(場所を引っ張っていく)気持ちはある。あんまり考えても硬くなるので一日一番取り切れば大丈夫だと思います」と気合十分。優勝に向けて星を重ねていく。

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