瀧内公美「ぜひ表アカウントで宣伝してもらえたら」 映画「裏アカ」主演

イベントの写真をもっと見る

SNSの裏アカウントで出会った年下の男性と関係を持つ女性を描いた映画「裏アカ」が4月2日に劇場公開される。公開を前に、「ガールズ試写会」が17日に都内で実施され、主演の瀧内公美をはじめ、神尾楓珠、加藤卓哉監督が登壇した。

コロナ禍の影響で劇場公開が延期となっていた本作。まずは、3人とも無事に公開されることを喜んだ。普段はSNSをやらないという瀧内は、「誰しもが持つ承認欲求は理解できました。真知子が自分で自分を見出せない姿は自分と重なりました」と役柄を振り返った。それを受けて加藤監督は、「台本はとがった女性だったけど、(瀧内さんから)頑張ってる真知子を伝えたいと聞き、脚本にも相当反映しました」と明かした。神尾は年齢が上の役柄が初めてだったことや、経験のない会社員を演じることの苦労を語った。

話が互いの印象に移ると、瀧内は神尾に対し「淡々とお芝居をなさる方で、きちんとシーンを積み上げていてすごいなあ…」と称賛。監督も「スケジュールもタイトだったので、短い言葉で的確に理解してくれる神尾君には支えてもらいました」と神尾をべた褒め。謙遜しながら聞いていた神尾は、「(瀧内と監督の)お二人がディスカッションするから、自分が足りてないのではないかと思いました。考えてきた上でさらにディスカッションしてるから、自分は大丈夫かなって…」と不安を口にしたが、瀧内と加藤監督から「大丈夫だったよ!(笑)」と太鼓判をもらっていた。

最後に神尾は「現代らしい問題を描いている映画なので、特に僕と同じ世代の人だと共感する部分もあると思うし、メッセージ性もあると思います」とコメント。瀧内は「6年越しにみなさまの元へお届けできる作品であり、何度も話し合ってきた思い入れのある作品です。現代を切り取る物語が、みなさんに何か響くものがあれば…。今日は裏アカではなく、ぜひ表アカウントで宣伝してもらえたらと思います(笑)」と、来場者に応援をお願いしていた。

「裏アカ」は、SNSの裏アカウントで出会った年下の男性と恋に落ちる女性を描いた作品。「火口のふたり」でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞した瀧内公美が主人公の真知子を演じ、神尾楓珠が真知子と関係を持つ年下の男性・ゆーとを演じている。

【作品情報】
裏アカ
2021年4月2日(金)新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
配給:アークエンタテインメント
©2020映画『裏アカ』製作委員会

© 合同会社シングルライン