「人の役に立てる大人に」元服ちなみ立志式 神奈川・愛川町の3中学校

これから15歳を迎える生徒が今後の志を発表した立志式=愛川町立愛川中

 神奈川県愛川町立の3中学校で17日、昔の元服にちなんでこれから15歳になる生徒が将来の志を立てる立志式が開かれた。同町が毎年行っており、今回で53回目。

 愛川、愛川東、愛川中原の3校の2年生が今後、大切にしたい思いや夢を動画で発表した。

 今回は新型コロナウイルスの感染防止に配慮し、事前に3校の2年生が誓いの言葉を発表する動画を制作、各校で視聴した。生徒たちは動画で、獣医師や漫画家などの将来の夢や、「一心不乱」「獅子奮迅」「希望」など、大切にしたい言葉を発表した。

 2年生76人が参加した愛川中の立志式では、同町出身の冒険家・荻田泰永さんの講演が行われた。他の2校にも今後、配信される。愛川中2年の中島柚乃(ゆずの)さん(14)は「初志を貫徹して、人の役に立てる大人になりたい」と話した。

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