【春場所】看板力士・朝乃山の活力源は「富山の食」と「米倉ドラマ」

朝乃山は突き落としで阿武咲を下し3勝目

パワーの源は? 大相撲春場所4日目(17日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(27=高砂)が幕内阿武咲(24=阿武松)を突き落として3勝目(1敗)。両横綱が不在となる中で「(場所を引っ張っていく)気持ちはある。あんまり考えても硬くなるので一日一番取り切れば大丈夫だと思います」と看板力士としての自覚を口にした。

新型コロナウイルス禍で大きな支えとなっているのが〝富山県人会〟の存在だ。昨年春場所前は地元・富山でイベントなどに出席したが、その後は帰省を自粛。「帰りたいですね。富山の空気を吸いたい」とこぼす大関のもとには、後援者から富山湾のブリ、同郷のタレント・柴田理恵(62)や落語家の立川志の輔(67)らからは肉などの食材が続々と届けられている。

コロナ禍でのリフレッシュ方法も幅が広がりつつある。普段からアクション映画を好む大関は初場所前から別ジャンルにも興味を持ち始めたという。「(ドラマの)『黒革の手帳』を見ました。どちらかといえばサスペンス。テレビをつけたときにやっていて『これは面白い』と。最初は(主演が)米倉涼子さん、次に武井咲さんのやつを見ました。結構、面白かったです」

土俵外での「食」と「趣味」の充実で心身のパワーを蓄え、自身2度目の優勝を目指す。

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