エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが17日(日本時間18日)にオンライン会見に応じ、今キャンプでの大谷翔平投手(26)の活躍を「期待通り」と評価した。打者としては464フィート(約141・4メートル)超えの特大弾を2発放つなど、7試合連続安打で打率5割7分9厘、4本塁打、7打点をマーク。投手としては2試合に先発して早くもMAX100マイル(約161キロ)を計測している。
ミナシアンGMはここまでの大谷のパフォーマンスに「驚いていないよ」と断言。「今オフのトレーニングにも自信があったし、有意義なスプリングトレーニングになると思っていた。彼の状態に満足している。肉体的には以前よりも強いし、精神的にも自信を感じる。これ以上にないくらい良い春を過ごしていて、このまま続いてくれることを祈っているよ」と目を細めた。
さらにスカウト時代から大谷のすごさを目の当たりにしてきたことを明かすとこう続けた。「以前にも言ったが、彼は他の誰にもできないことができる。だからジョー(マドン監督)とも話して、彼の邪魔をするのをやめよう。彼自身にやらせようと。今後も戦略は一緒。新しい制限などはなく、彼と毎日コミュニケーションを取り、彼にも組織として判断する一端を担ってもらいたいと思っている」。二刀流継続の方針は揺るがない。
マドン監督はこの日のオンライン会見で大谷を二刀流以外の起用は考えたことがないとあらためて強調した。「まずは大谷にできるところを証明してもらってそこから考えよう」。名前は明かさなかったが、先発ローテーションの6人は「皆が知っている6人」と断言した。
ミナシアンGMとマドン監督は大谷が二刀流で真価を発揮することを確信している。