Rソックスの開幕投手はロドリゲス キャンプ開始前に決定

日本時間3月18日、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は本拠地フェンウェイ・パークで行われるオリオールズとの開幕戦(日本時間4月2日)にエドゥアルド・ロドリゲスが先発することを発表した。コーラはスプリング・トレーニング開始前に開幕投手を決め、すでにロドリゲスへ伝えていたようだ。ロドリゲスは2019年に自己最多の19勝を挙げ、昨季は開幕投手を務めることが決まっていたが、新型コロナウイルスに起因する心筋炎で全休。改めてキャリア初の大役を手にした。

ロドリゲスはこの日、ツインズとのオープン戦に先発して5回2安打1失点の好投を披露。コーラは「彼のベストの登板の1つだった。彼が健康なら活躍できるということは知っている。強力打線を相手に51球で5イニングを投げ抜いた」とロドリゲスのピッチングを絶賛し、「開幕投手を発表するのはタイミングの問題だった」とロドリゲスが開幕投手を務めることを正式に発表した。

ロドリゲスは「コーラ監督の口から発表してほしい」と考え、自身が開幕投手に決まっていることを知っているにもかかわらず、周囲に対して「知らないフリ」を貫いた。この日の登板後、開幕投手について尋ねられたロドリゲスは「もし開幕投手を務める機会があるなら嬉しい。誰もがキャリアで1度はやってみたいことだからね。もし今季務めさせてもらえるなら本当にありがたいよ」と話していた。

昨季は心筋炎により全休したが、今年のオープン戦はここまで3試合に先発して11.2イニングを投げ、2勝0敗、防御率2.31、14奪三振と順調な調整ぶりをアピールしている。心配された体調面も今のところは全く問題なさそうだ。昨季はクリス・セールとロドリゲスの両左腕を欠き、投手陣がリーグ14位の防御率5.58と崩壊したレッドソックス。2019年に19勝6敗、防御率3.81、213奪三振の好成績を残した左腕の復活は何よりの戦力補強となるに違いない。

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