澤村がライブBPで4連続三振!! 2度の暴走から復調気配

澤村

レッドソックス澤村拓一投手(32)が18日(日本時間19日)にフロリダ州フォートマイヤーズのキャンプ施設で実戦形式の練習(ライブBP)に登板した。コーラ監督らが見守る中、自軍打者を相手に2回を投げ、4安打無失点、イニングをまたいで4連続三振を奪った。

オンライン会見した澤村は「徐々に慣れていかないといけない。ケガなく終われたので良かった。前回よりは感覚はいい。ああしておけばよかったなというのはありますけど、打者の反応を見ながら投げられたのは良かった」と振り返った。

これまで2度登板したオープン戦は武器の直球とスプリットの制球に苦しみ、ともに2/3回で降板。押し出しを含む3四球と暴走した。今回の結果は及第点だろうが、「ストレートに関しても、スプリットに関しても、思い通りに投げ切れたというところには達していない」と話しており、メインである2球種を投げる時のバランス、タイミング、感覚などの修正は、時間が必要なようだ。

ただ、予想していなかったプラス材料も。15日(同16日)のレイズ戦で有効だったスライダーだ。4三振中、スプリットで三振を奪った最後の打者以外はスライダーで勝負した。「スライダーがいい感じで投げられた。カウントを稼いだり、勝負球として使えたりしていたのでそれは収穫だと思う。もっともっとゲームで投げていくうちに自分の形にしていけたらなと思います」と好感触を口にした。

直球、スプリットに加え、スライダーを公式戦でも勝負球として使うことができれば投球の幅は確実に広がる。第3の武器をものにしたいところだ。

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