最後の卒園生8人が巣立つ 松浦市立調川保育所

歌や言葉などを掛け合いながら別れを惜しむ子どもたち=松浦市立調川保育所

 4月から民営化される松浦市調川町の市立調川保育所(諸石俊英所長)で13日、修了式があり、6歳児8人が市立保育所最後の卒園生として巣立った。
 同保育所は1954年設立。現在は0歳~6歳の37人が通う。少子化や行政のスリム化のため社会福祉法人つきっこの会が引き継ぎ、「つきっこ保育園」として新たなスタートを切る。
 修了式では地域住民や保護者らが見守る中、吉元崇登(たかと)君(6)ら8人に諸石所長から修了証書や記念品が手渡された。開設者の友田吉泰市長は「調川保育所での思い出を宝物に4月からは小学生として頑張ってください」と祝辞。卒園生が保育所での思い出、在園生が「いつも遊んでくれてありがとう」と歌や言葉で別れを惜しんだ。

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