広島・九里が6回2失点と上々 開幕に向け「自分の投球をマウンドでするだけ」

鷹打線を6回2失点に抑えた広島・九里

広島・九里亜蓮投手(29)が20日、ソフトバンクとのオープン戦(ペイペイ)に先発し、6回2失点の内容で開幕前最後の登板を終えた。

2回、無死一、三塁から松田の三ゴロの間で生還を許し失点するも、その後は安定感を発揮。カーブやフォークなど多彩な変化球を駆使して鷹打線を抑えた。

その後、6回一死二塁から柳田に適時打を浴びて2点目を失ったが、追加点は許さず。「ある程度、今までの登板より意図している球を投げることはできた。打たれているのはやっぱり甘いところ。そういう球をなくしていきたい」と振り返った右腕は、開幕に向け「キャンプやオフでやってきたことを信じて自分の投球をマウンドでするだけ」と意気込んだ

九里は開幕2戦目となる日の中日戦(マツダ)に先発予定。順調な仕上がりに佐々岡監督も「点は取られたが、6回を投げて悪い内容ではないしアンラッキーな部分もあった。あとは微調整くらいでしっかり気持ちを合わせてくれると思う」と信頼を寄せていた。

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