ナショナルズ・シャーザー 直近7年間で6度目の開幕投手に決定

日本時間3月22日、ナショナルズのデーブ・マルティネス監督はマックス・シャーザーが今季の開幕投手を務めることを発表した。シャーザーは4年連続の開幕投手となり、直近7年間で6度目の大役。ワシントンD.C.移転後に限ればすでに最多記録保持者であり、前身のモントリオール・エクスポズ時代を含めても、開幕投手6度はデニス・マルティネスと並んで球団史上2位タイとなる(最多はスティーブ・ロジャースの9度)。

シャーザーは日本時間3月22日のメッツとのオープン戦に先発。開幕戦(日本時間4月2日)で投げ合う予定のジェイコブ・デグロムとのマッチアップとなり、2本塁打を浴びて5回6安打4失点ながら90球を投げ、着実な仕上がりをアピールした。オープン戦では4試合に先発して奪三振率13.17、与四球率1.98、被打率.180、WHIP0.88と年齢(36歳)を感じさせないピッチングを見せている。

マルティネスは「彼は準備ができている。彼は我々のシーズンをスタートさせてくれる男だ」とコメント。次は中5日で日本時間3月28日の練習試合に先発し、そこから中4日で開幕戦を迎えるスケジュールになっているようだ。シャーザーは「シーズンに向けて、次の登板を有効に使いたい」と意気込みを口にした。

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、開幕戦での2ケタ奪三振はランディ・ジョンソンの4度が史上最多。シャーザーは2018~20年の開幕戦で2ケタ奪三振を記録しており、3年連続はすでにメジャー記録となっている。今季の開幕戦でも2ケタ奪三振をマークすれば、自身の記録を4年連続に伸ばすだけでなく、回数でも史上最多のジョンソンに追いつくことになる。

一方、メッツの開幕投手を務めるデグロムは「マックスと投げ合うのは楽しいんだ。2人とも競争するのが好きだから、全力を出し切ろうとする。その日の調子が良かった方が勝つことになるんじゃないかな」とシャーザーとの投げ合いを心待ちにしているようだ。

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