【フロリダ州セントピーターズバーグ21日(日本時間22日)発】WWEのPPV大会「ファストレーン」が開催され、元WWE王者のドリュー・マッキンタイア(35)と、元盟友シェイマスの「ノー・ホールズ・バードマッチ」(反則裁定なし。決着はリング内)は、マッキンタイアが勝利。祭典「レッスルマニア37」(4月10、11日)でのWWE王者ボビー・ラシュリー(44)戦へ弾みをつけた。
決意の表明か、マッキンタイアは顔面を母国スコットランドの国旗をモチーフにペイントしてリングイン。元盟友にいきなりフロントスープレックスを見舞い、場外でも実況席に叩きつけた。
しかしシェイマスも竹刀を持ち出して、場外でマッキンタイアをメッタ打ち。ここから試合は大荒れとなる。場外で竹刀の打ち合いから、マッキンタイアは実況席上でフューチャーショックDDTを狙う。回避したシェイマスは場外機材上から王者を投げ捨てると、逆にマッキンタイアは中継セットの中へ突入させる。機材はショートを起こして白煙と激しい火花が散った。
さらには機材上から脳天砕き。それでもアイルランド出身の闘将シェイマスは、バリケード上から実況席へのホワイトノイズ(変型脳天砕き)で反撃する。マッキンタイアは完全にダウンだ。
しかし元WWE王者はシェイマスが持ち込んだ鉄板の上にフューチャーショックDDTを決めると、必殺のクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)一撃。大逆転で乱戦を制し、祭典での王座奪還を固く誓っていた。