【WWE】WWE女子タッグ王座戦 サーシャとビアンカが空中分解して王者ナイア組防衛

タッグ王座奪取に失敗したSD女子王者のサーシャは祭典で挑戦を受けるビアンカにビンタを食らわせた(2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州セントピーターズバーグ21日(日本時間22日)発】WWEのPPV大会「ファストレーン」が開催され、WWE女子タッグ王座戦は王者で〝ザ・ロック様〟こと超人気俳優ドウェイン・ジョンソン(48)のいとこでWWE一の大女ナイア・ジャックス(35)、シェイナ・ベイズラー(40)組が、スマックダウン(SD)女子王者のサーシャ・バンクス(29)、ビアンカ・ブレア(30)組を退けて防衛に成功した。

開始はビアンカが軽快にシェイナを攻め込んで、飛び技で翻ろうする。ナイアがサーシャをパワーボムの態勢に捕らえても、ビアンカは背後からドロップキックでSD女子王者のウラカンラナをアシストした。

しかし関節の鬼シェイナが、フロントチョークやあらゆる角度からの蹴りでビアンカを攻め込んでペースを奪う。それでも代わったサーシャが王者組をメテオラで蹴散らすと、ビアンカがシェイナに驚異の450°スプラッシュ。だが王者側についた元カーメラのソムリエ、レジナルドが介入して、惜しくも3カウントは奪えなかった。

ここでシェイナをバンク・ステートメントで捕獲したサーシャをビアンカが誤爆してしまい、口論が始まる。そのスキをついてシェイナがサーシャを背後から丸め込んで3カウントを奪った。

〝海賊姫〟カイリ・セイン(32)の戦前予想通りに祭典「レッスルマニア37」(4月10、11日)でSD王座戦を控えた2人とあって、結果的にはギクシャクした連係に終始。試合後も口論は続き、サーシャはビアンカにビンタ。王者が去った後、ビアンカは祭典のロゴを指さして王座奪取を誓った。

「レッスルマニア37」は日本時間4月11、12日にWWEネットワークで配信される。

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