西諸の人口流出「自治体協力を」 宮崎市で学生訴え

SDGsの目標達成に向けた対策などを発表する県内の高校生や大学生ら=20日午後、宮崎市MRTmicc

 県内の高校や大学生、企業が連携し、持続可能な経済や社会の在り方を考える「MIYAZAKI SDGs ACTION」(宮崎大など主催)の本年度の最終プレゼンテーションは20日、宮崎市のMRTmiccであった=写真。15グループが地域づくりや環境をテーマに発表した。

 小林高や南九州大などのグループは、人口流出が深刻な西諸地域の課題に着目。SDGsの「住み続けられるまちづくり」などの実現に向けて、地域通貨の導入や特産品の開発などを提案し、「若者の定着を進めるため、2市1町が協力して取り組むことが必要」とまとめた。

 一連の活動は、国連が掲げる「SDGs」の理解や普及につなげようと、10カ年計画で実施する事業の一環として、昨年12月から活動を開始。17の目標に関連するテーマを設定し、現地調査などを通して課題解決策を探ってきた。

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