横浜市道「中田さちが丘線」が全線開通 岡津地区の渋滞解消へ

全線開通した「中田さちが丘線」(横浜市提供)

 横浜市西部を南北に連絡する市道「都市計画道路中田さちが丘線」の最終整備区間だった岡津地区(泉区─戸塚区)がつながり、全線開通した。市によると、慢性的な渋滞の緩和が図られると同時に、地域交通の安全性や交通利便性が向上するとしている。

 同線は泉区中田東1丁目を起点に旭区善部町に至る延長約5.9キロの市道。そのうち岡津地区(泉区岡津町─戸塚区名瀬町、約1050メートル)は1988年から街路整備を進めており、約780メートルの区間については2009年2月に開通。泉区の岡津町交差点から名瀬街道までの最終整備区間(約270メートル)が今月19日に供用を開始した。

 標準的な道路幅員は22メートル。名瀬街道から中田さちが丘線へ交通が転換することで、県道瀬谷柏尾から緑園都市方面への交通機能が強化される。岡津地区の総事業費は約58億円としている。

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