神奈川県の黒岩祐治知事は22日の定例会見で、今夏の海水浴場開設を巡り県が新型コロナウイルス感染拡大を防ぐルールの素案を示したことについて、「感染防止対策の徹底が条件となるが、(今夏は)基本的に開設できるのではないか」との見通しを示した。
昨年は完全順守が困難なルールを県が示したこともあって県内の全25海水浴場が開設を中止した。今夏の素案では事業者などの声を踏まえた形となり、知事は「昨年は時間的余裕がない中での策定だったが、その教訓を生かし、地元の皆さんとしっかりと相談しながら新しいルールを作っていきたい」と語った。