負傷の武豊、再検査で骨折判明「できるだけ早い時期に復帰できるよう頑張るのみです」

武豊

20日の阪神競馬で負傷した武豊(52=栗東・フリー)が22日、骨折していたことを自身の公式サイトで報告した。

武は土曜阪神10レース・武庫川ステークスでソウルトレインに騎乗した際、スタート前に、ゲート内で同馬が暴れて負傷。その後は2レースに騎乗し、最終12レースにはデンコウリジエールで勝利もしていたが、レース後に痛みがあったため、診療所で診察した結果、「右足部靭帯損傷」という診断が下た。大事を取って21日の阪神競馬場での騎乗を見合わせていた。

28日のGI「第51回高松宮記念」(中京芝1200メートル)で2歳女王レシステンシアに騎乗予定だったが、痛みと腫れが治まらないことからこの日、京都市内の病院で改めて精密検査を受け「右足の第2、第3、第4中骨骨折」と診断されたという。

武は「土曜日のレースで、馬とゲートの間に挟まれる形になってやってしまったものですが、わかりやすく言えば足の甲の部分の小さな損傷です」と説明。「さあ春のG1という大事な時期で、関係者の皆さんにもご迷惑をおかけしますが、ここからは治療とリハビリで、できるだけ早い時期に復帰できるよう頑張るのみです」とつづり「治りにくい場所ではなさそうなので、5月ごろにはと、勝手に目標を立てています」と早期復帰を誓った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社